日本平衡機能検査 技術者会

特別講習会(ADVANCED COURSE) レポート

第44回日本平衡機能検査技術者特別講習会

去る9月13日(土)、14日(日)の2日間にわたり、第44回日本平衡機能検査技術者特別講習会(AC)が、昨年に続き東京都文京区の順天堂大学にて開催されました。
本講習会は、全国の平衡機能検査に携わる技術者が一堂に会し、知識と技術の向上を図る貴重な機会となっております。今回は全国各地から約40名が参加され、どの方も熱心に耳を傾け、活発に質疑応答を行うなど、大変意欲的な雰囲気の中で進められました。なお、2日目には併せて総会も開催されました。


講義は
◆-運動変換の中枢神経機構 ~眼球運動制御系をモデルとして~
講師 高橋真有 先生(東北大学)
◆眼振を見た時の考え方 Part  Ⅱ
講師 篠田 義一先生(東京科学大学)
◆眼振(眼球運動)―動画症例―
講師 小松崎 篤 先生(東京科学大学)
◆めまい・難聴・耳鳴りを客観視するために必要な検査
講師 寺本 和弘先生(寺本クリニック)
◆v-HIT・VEMP-生理学も含めて―
講師 岩崎 真一先生(名古屋市立大学)


1日目は主として眼球運動に関する内容が中心となり、最新の知見を交えながら理解を深めることができました。2日目には実臨床に直結するテーマが取り上げられ、日常診療において即座に活かせる具体的な内容が数多く提示されました。いずれの講義も専門性が高く、かつ実践的で、受講者からは「臨床にすぐ役立つ」「今後の検査の精度向上につながる」といった声が寄せられました。

また、1日目の最後には「メーカーに対するQ&A」と題する特別企画が実施されました。ダイアテックジャパン、第一医科、モリタ製作所、Parafeed、リオンの5社にご協力いただき、技術者会の代表がVOGに関する質問を行い、各メーカーから直接回答を得るという形式で進められました。さらに、コメンテーターとして東京科学大学の小松崎篤先生、篠田義一先生をお迎えし、臨床や研究の視点からの貴重なご意見もいただきました。

このセッション終了後には情報交換会の時間が設けられ、参加者は各メーカーの機器に実際に触れながら、操作感や臨床での有用性について率直に意見交換を行いました。メーカー担当者との直接のやり取りを通じ、最新の機器情報や今後の改良点などを共有できる、極めて有意義な時間となりました。
さらに、今年は5年ぶりに会誌を発行することができ、ACに参加された皆様にはいち早く配布いたしました。会誌の復刊は、これまでの活動を振り返るとともに、今後の発展を展望する大きな一歩となりました。

2日間を通して、講師・参加者・メーカーの三者が互いに刺激を与え合い、積極的な質問や討議が行われ、大変活気にあふれる講習会となりました。本講習会で得られた学びを、それぞれの現場で活かしていただければ、主催者としてこの上ない喜びでございます。
メーカーに対するQ&Aの様子

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